ダッジシティは、米国開拓時代を絵に描いたような町として知られ、中西部を象徴する広大な開拓地であり、牧場のランドマークとしても知られています。
米国史の初期に、千頭単位の牛がメキシコからテキサス経由でカンザスに連れてこられました。牛が流入してきたことで、ダッジシティでは家畜飼育業が盛んになり、1821 年にサンタフェ鉄道が開通する頃には、この開拓地は「西部への玄関口」と呼ばれるようになっていました。
その先100年を経て、ダッジシティには「アメリカ西部のカウボーイの首都」という新たなニックネームがつきました。新しい輸送方法とブロック肉の導入によって、ダッジシティにはさらに多くの肥育場や牧場ができることになり、この地域の農地の大部分は、牛の飼料用穀物の生産にあてられたのです。
現在でも、食肉加工業はダッジシティの主要産業のひとつです。ナショナルビーフ(National Beef®)は、この地域における最大の雇用主の一つであり、地域社会のリーダーとしての役割を積極的に果たしていることを誇りにしています。農業と牛の飼育は、この歴史ある米国の町に住む多くの人々の生活の糧として繁栄し続けています。
ナショナルビーフのダッジシティ工場は、日本を始め世界中のお客様に向けてチルドビーフを出荷しています。ダッジシティ工場の加工量は当社最大で、経験豊かなチームがお客様の規格に合った一貫して高品質な牛肉の安定した供給を行うことに献身的に取り組んでいます。
ダッジシティ工場には、最新の牛肉加工技術が導入され、チルドビーフの品質と新鮮さを保つための商品の自動保管庫のシステムなどが備えられています。この工場には当社独自のバイオロジック(Biologic®)食品安全システムが組み込まれ、従業員教育、ゾーン制度、加工工程の向上、管理と評価のチェックなどによって、より清潔で安全な牛肉を生産できる体制が構築されています。